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●知的創造物法学会について
 
 現代社会といえども、絵画や写真といった著作物に対する一般における法意識はどうかといえば、希薄であるといわざるをえません。つまり著作物に存する個々の権利に対する尊重の念が多少なりとも欠如しているといえます。なかにはこちらが著作権を主張しないかぎりあちらも著作権を主張することは無いであろうなどと真剣な顔で話す者もいるようです。この発言がいかにばかげているかはいうまでもありません。
 
 現代において、創作者の保護の観点からその成果の保護、そしてその創作物の利用について法律上の、いわば安全性が確保されることは今後、一層の期待が寄せられることになります。たとえば絵を描くにしても何らかの題材が必要になります。それがもし他人の作品であったり、肖像であったりすればどうでしょう。著作権法上の問題や肖像権の問題が生じることを念頭におかなければなりません。
 
 かつてのように筆で描かれた絵画やフィルムカメラで撮影された写真、そして書籍といったかたちで、著作物を創作したり、利用したりするだけではなく、いまや利用の面からすれば、パソコン、PDA、携帯電話などをとおして、私達は著作物に触れる機会が多くなりました。それは今までとは違ってデジタル処理化された著作物なのです。そしてその結果、著作権侵害が今までになかった形態のものとなりました。さらにこれとは別にインターネットを悪用した商法などでのトラブルも多発するにいたっています。
 
 そこでこうしたトラブルを未然に防ぎ、管理を充実させる必要性が富に増加しており、これがためには各人が関係法の知識を修得し、理解しなければなりません。また、それ以外にも現行法に不備などがあればそれを是正すべく研究がなされなければなりません。すなわち啓蒙と研究の両面が必要になります。とくに法律学や医学の知識は専門家だけのものであってはなりません。万人に知らしめてこそ、はじめて学問としての価値があるものと確信しております。
 
 そういった意味において法学者や法律実務家のみならず現場において第一線でご活躍のクリエイター、画家、漫画家、あるいは会社員や公務員等が結集し、創作者および利用者がともに安心し、かつ共存できる場を提供する組織を築き上げねばなりません。そう、こういった状況の中で発足されたのが知的創造物法学会なのです。
 
 当学会の名称からもお判りのように研究対象は著作権法や特許法など知的財産法のみならず、創作活動にかかわるすべての法律がその対象となります。これは今までになかった組織でもあり、会員資格に関しても法律実務家や研究者だけにむけられたものではなく広く創作活動にかかわるすべての人々に対して門戸が開かれております。